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イギリスのドラマとサッカー [サッカー]

イギリスで2006年から2シーズンだけ放映された「時空刑事1973
ライフ・オン・マーズ」というドラマがある。

邦題はいかにもB級SFドラマっぽいが、非常にしっかりした作りのドラマだった。

任務中に車にひかれた主人公が目を覚ますと、1973年のマンチェスターに居た。


本当に過去に戻ったのか、それとも臨死状態で見ている長い夢なのか。

1973年の世界でも、刑事として事件を解決していく主人公。

果たして元の世界に戻れる日は来るのだろうか――

というストーリーで、全16話。

その中で、第5話はマンチェスター・ユナイテッドのサポーターが殺される話だった。

巷ではシティ・サポーターの犯行ではないかという噂が広がり、ダービーを前に不穏な空気が漂う。

子供の頃からマンUファンだった主人公は、「昔は近所のシティとユナイテッドのファンが一緒にスタジアムに行って、隣同士で仲良く観戦してたのに」と嘆いていた。


捜査を進めるうち、「このほうがダービーが盛り上がるだろ」と、シティとユナイテッド・サポーター間の対立を故意に煽る自称サポーター集団が登場。

激怒した主人公が「お前たちみたいな奴らのせいで、憎しみが大きくなる。いずれ恐ろしい出来事が起きるんだ!」みたいなことを叫ぶ。

この台詞を聞いた時、マンチェスター・ダービーで73年以降に大きな暴動でも起こったのだろうかと調べてみたが、分からなかった。

話の中で飛び交うサッカー関連の会話も、イギリス人にとっては一般教養レベルなのだろうか。


以前、ヨーロッパ在住の日本人のコラムか何かで、ヨーロッパではサッカー嫌いを公言しているお婆ちゃんでも、日本の下手なサッカーファンよりも余程くわしい、的な内容を読んだ記憶はあるので、サッカーに興味がなくても「ジョージ・ベスト」の名を聞いて「?」となるイギリス人は少ないのかも。

何にせよ、こういう話はアメリカでは多分作れないし、このシリーズ自体が全体的に鬱屈とした雰囲気なのでアメリカでは受けないだろうと思っていたら、何とリメイクされていた。

一シーズンで打ち切られたそうだけど。


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